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「九転び十起き」の20年、たんぽぽの「種」は各地に◆Vol.7

スペシャル企画 2020年12月31日 (木)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【在宅医療クリニックの先駆者「ゆうの森」20周年】 Vol.1 「たんぽぽ先生」、在宅医療専門で20年 Vol.2 卒後5年目、へき地の国保診療所の所長に Vol.3 2000年に在宅専門クリニック開業 Vol.4 「理念×システム×人財」が在宅必須3要素 Vol.5 なんでも相談室、「全国各地から相談あり」 Vol.6 閉院危機の診療所、4カ月で黒字化 Vol.7 「九転び十起き」の20年、たんぽぽの「種」は各地に ――有床診は16床ですが、もっと広げたり、事業を拡大する予定などはあるのでしょうか。 いえ、これ以上投資をして、事業を広げようとは思っていません。実は8年前の2012年、松山市の東部、道後温泉の近くにクリニックを開設したことがあります(編集部注:松山市の西部にあるたんぽぽクリニックからは、車で30分強離れた場所)。その年はたんぽぽ俵津診療所を4月に開設し、その後、僕は進行がんで入院。2013年3月には第15回日本在宅医学会大会を松山市で開き、その大会長を務めることになっており、その準備にも追われていました。 そんな身動きが取りにくい中で、新たにオープンしたクリニックの院長...