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今年の忘年会、どうしますか

オピニオン 2020年11月23日 (月)  志賀隆(国際医療福祉大学教授/同大学病院救急医療部部長)

例年であれば11月は忘年会の計画をする時期ではないかと思います。年の瀬に一年のまとめや感謝を兼ねて行われる楽しい行事ですよね。病院によっては全職員を対象にホテルの宴会場を貸し切りにして、出し物を準備して盛大に行われることもあったでしょう。しかし、今年はコロナ禍の中にあるため、いろいろと考える必要があります。 基本的にはオンライン開催で コロナ禍の前のようにマスクなしで、お酒を飲んで、大きな声で話したい――。その気持ち、私もよく分かります。ただ、急性期病院で医師も含めた職員の会食を契機とした感染事例も複数報告されています。なかなか、今の時世ですと難しいですね。同僚と話しながらお酒を飲みたいとなると、やはり今年はオンラインでの忘年会がいいのではないでしょうか。 私の勤務先では感染防止の観点から、現在リアルでの忘年会は計画されていません。ただ、部門内ではメンバーの希望を聞いてオンラインでの集まりを開こうと思っています。 ただ、オンライン忘年会には、以下のような課題が考えられます。 誰もが同時に話すことは難しい オンライン特有の気遣い(指導医の画面を上に表示させる必要があるかなど) 回線の不具...