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感染拡大地域への「GoToトラベル」、菅首相が運用見直し表明

レポート 2020年11月21日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

菅義偉首相は11月21日、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、「GoToトラベル」キャンペーンについて、感染拡大地域を目的とする新規予約を一時停止するなどの措置導入のほか、「GoToイート」についても、食事券の新規発行一時停止やポイント利用を控える検討を都道府県知事に要請する考えを表明した。もっとも、停止時期や対象地域など、具体的な制度設計は現時点では未定。菅首相は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査体制にも言及し、重症者の発生を可能な限り食い止めるため、医療施設や介護施設などで陽性者が確認された場合、入所者・従事者全員に国の費用で直ちに検査を実施する方針も説明した。 対策本部後の会見で、対策本部副本部長の西村康稔経済再生担当相は「感染症状については、極めて強い危機感を持っている」と述べつつ、「観光庁で、できるだけ早く制度設計を行ってもらい、感染状況と病床確保等の情報を共有しながら、緊密に都道府県知事と連携を取りながら進めていきたい」と対応を急ぐ考えを示すにとどめた(資料は、首相官邸のホームページ)。 会見する西村康稔経済再生担当相 「GoTo」キャンペーンは、感染対...