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DP号対応、36年の役人人生で「全省庁一丸」は初 - 鈴木康裕・厚労省顧問に聞く◆Vol.1

スペシャル企画 2020年12月1日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

年初から年末に至るまで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との闘いが続いた2020年の医療界。m3.comでは、臨床、病医院経営、学会、大学、行政など、さまざまな立場の計19人の専門家に、2020年を振り返り、2021年を展望していただく連載を企画した。 そのトップバッターは、初代の厚生労働省医務技監、現在は厚労省顧問の鈴木康裕氏。医師偏在対策、地域医療構想、医師の働き方改革の「三位一体」改革をまさに本格化させようとする矢先、2020年の年明け早々からCOVID-19対応に直面した厚労省。8月に定年退職するまで、その指揮を執ったのが鈴木氏だ。 さまざまな局面で難しい判断を迫られた厚労省の舵取りを、鈴木氏個人の立場として振り返っていただくとともに、2021年の医療界の注目点をお聞きした(2020年11月6日にインタビュー。全4回の連載)。 鈴木康裕氏 1984年慶応大学医学部卒、同年厚生省入省。1998年WHO(世界保健機関)派遣、2005年厚労省医政局研究開発振興課長、2009年新型インフルエンザ対策推進本部事務局次長、2010年保険局医療課長、2012年防衛省大臣官房衛生監...