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国内2番目のBSL-4新設、感染症拠点完成 - 河野茂・長崎大学学長に聞く◆Vol.3

スペシャル企画 2020年12月12日 (土)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【河野茂・長崎大学学長に聞く】 Vol.1 クルーズ船対応「死者ゼロの真相」 Vol.2 10年前の新型インフルの教訓、生かされず Vol.3 国内2番目のBSL-4新設、感染症拠点完成 ――河野学長は2020年10月から2期目(1期は任期3年)に入りました。2021年夏には、BSL-4施設が完成の予定です。研究棟も併設されるとのことです。 BSL4施設は、エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱など、リスクが非常に高い病原体の研究ができる施設です。長崎大のBSL-4は、日本で国立感染症研究所に続く2番目の施設である上、研究と教育の双方ができる体制を整えるのが特徴です。 長崎大には既に、大学院の医歯薬学総合研究科と熱帯医学・グローバルヘルス研究科(TMGH)のほか、熱帯医学研究所(熱研)があり、新たにBSL4併設の研究拠点ができることになります。4つの拠点を今後、どう有機的につなげて長崎大としての特徴を打ち出すかが非常に重要な課題です。AMED(日本医療研究開発機構)や国立国際医療研究センターなど、全国の感染症専門家にメンバーになっていただき、このほどワーキング・グループを立ち上げました。...