西村担当相「Go To原因ではない」感染拡大地域出発の旅行は除外せず

政府は11月24日、新型コロナウイルス感染症対策分科会から見直しを求められていた「Go Toトラベル」キャンペーンについて、12月15日までの3週間、札幌市と大阪市を目的地とする旅行を除外することを決めた。西村康稔経済再生担当相は記者会見で「何よりも大事なのは医療の逼迫状況で、国民の命を守ることだ。医療提供体制、病床の状況をしっかり見ていかなくてはいけない」と除外の理由を説明したが、「Go Toトラベルが原因で感染を広げているということはない」と従来の主張を繰り返し、感染拡大地域を出発地とする旅行を除外する考えがないことを強調した。 記者会見する西村経済再生担当相 西村担当相は各道府知事と相談した上で、札幌市と大阪市を除外した理由について「札幌市、大阪市の医療の逼迫が大変厳しい状況になってきているということで、そこに多くの人が訪れて仮に感染が広がった場合、現地の医療が逼迫することを避けなくてはいけないという観点から、目的地からは一時停止するということだ」と説明。東京都の小池百合子知事とも何度も連絡を取っていることを明かし、「東京都の状況にも強い危機感を持っている。早期の対策強化が必要だ...