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日病相澤氏「なんとしても人の移動止めないと医療崩壊」

レポート 2020年11月25日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

日本病院会会長の相澤孝夫氏は11月25日、四病院団体協議会総合部会後の記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大している現状について「GoToを一部地域で止めるだけではだめだという意見が出た。なんとしても人の移動を止めないと医療崩壊すると私は思う」と述べ、各種GoToキャンペーンの一時停止を訴えた。 総合部会では、出席者から「地域では医療が崩壊し始めている。このままだと全国に拡大していく」、「ベッドが急速に埋まりつつあり、このままだと一般の医療も制限せざるを得ない危険な状況になりつつある」、「今、感染増加を止めないとどうにもならない」などの意見が出たという。 社会保障審議会医療部会などで議論が行われている紹介状なしの大病院受診時の定額負担については、「外来機能の分化がそもそもの目的であることから、定額負担を単に課していくことがいいのか。逆紹介を推進するなどをしないと、本来の目的には合わないと考えている」と指摘。初・再診料から一定額を控除してその分を定額負担に上乗せし、医療保険財政の負担軽減を図るとの案については「技術料である診療報酬を減らしてしまおうというのは論理的...