医師なら実務経験免除、「ビル管理士」に合格！

おひさしぶりの35回目です。 産業医をメインに働いている神田橋です。最近何をしていたかというと建築物管理衛生管理技術者(通称：ビル管理士)講習会に通っていました。無事修了したという知らせが来まして、ビル管理士の資格をいただけることとなりました。 ビルの衛生の維持管理の助言をするための専門家が、ビル管理士です。歴とした国家資格の一つです。 ビル管理士になろうと思ったのには、2つの大きな理由があります。私の産業医のクライアントである企業の多くがオフィスビルに入っていることと、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）が流行して換気など空調管理が重要であると分かったことの2つです。実際「3密」だけでなく、換気により隣のテーブルにCOVID-19が感染した例の報告や、冬になると相対的に暖かい部屋の中の湿度が低くなり各種の風邪などにかかりやすくなることなどを考えると、産業医として職場の従業員の健康を守るためには体系だった勉強が必要であると痛感しました。 ビル管理士になるには2つのルートがあり、一つは試験に受かること、もう一つは講習会に参加することです。試験についてはビル管理の実務に一定の期間つ...