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「回る家の一軒として」2021年に新病院、院長は39歳の元専任講師 - 水野慎大・おうちにかえろう病院病院長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2020年12月5日 (土)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

東京都板橋区・練馬区を中心に在宅診療を行う「やまと診療所」は開業8年目の2021年4月に地域包括ケア病棟120床の新病院「おうちにかえろう病院」を開設する。院長には39歳で、元慶應義塾大専任講師の水野慎大氏が就任する。新病院の特徴や在宅医療に対する考えを聞いた(2020年10月28日にインタビュー、全2回。法人理事長の安井佑氏のインタビューは『開設7年目の診療所が東京で120床の病院開院の訳-安井佑・やまと診療所院長に聞く◆Vol.1』)。 ――病院の概要について教えてください。 2021年4月に東京都板橋区に開院予定の病院で、全床が地域包括ケア病棟の120床の病院です。いわゆるサブアキュートの患者さんが中心で、その他に急性期治療がいったん終わるも体力や家庭状況の問題でワンクッション必要な場合のポストアキュート、さらにいわゆる神経難病も含めた患者さんのレスパイト、そしてがん末期の患者さんに対するホスピス――の4機能を持った病院になります。 急性期病院で行われるような高度医療はほとんどしないので、検査器具はレントゲンとエコーと心電図ぐらいで、CTは備えていません。在宅との違いは、レントゲ...