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臨床研修医の時間外上限、若手医師の4割「年960時間にすべき」

レポート 2020年12月1日 (火)  星野桃代(m3.com編集部)

厚生労働省「医師の働き方改革の推進に関する検討会」で、臨床研修医の労働時間は週60時間~65時間が適正である可能性を示唆する分析が公表された。週60~65時間は、時間外労働が年960~1200時間に相当するが、臨床研修医に適用される時間外労働上限は年1860時間(C水準)となっている(『臨床研修医の労働時間、週60-65時間が適正か』参照)。臨床研修医の時間外労働についてm3.com意識調査を実施したところ、34歳以下の若手医師では4割が「年960時間(一般の医師に適用されるA水準)」が適切だと回答した。 Q. 臨床研修医は「短期間に集中的な技能向上を必要とする」ことを理由に、時間外労働の上限は年1860時間(C水準)となります。これについて、適切だと思いますか。 医師合計では「適切だ」が26.9%、「年960時間(通常のA水準)にすべき」が28.9%と拮抗した。 年代別で見ると、34歳以下では「年960時間(通常のA水準)にすべき」が41.6%と最多で、「適切だ」の25.8%を大きく上回った。 Q. 先生ご自身が臨床研修を受けていた/受けている時の、平均的な週当たりの労働時間をお選び...