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日医の医療通訳サービス、多様な利用状況を公表

レポート 2020年12月3日 (木)  岩崎雅子(m3.com編集部)

日本医師会常任理事の松本吉郎氏は12月2日の定例記者会見で、4月から運用を開始した日本医師会の医療通訳サービスの利用状況について公表した。利用言語は12言語にわたり、診療科も26科に上るなど、多様な利用状況が明らかになった(資料は、日医ホームページ)。 日医の医療通訳サービスは、政府のインバウンド政策や東京五輪・パラリンピックを契機に、訪日・在日外国人の増加が見込まれることから、医療現場のコミュニケーションの円滑化や医療内容の説明の一助となることを目的に4月1日に導入した。 電話医療通訳と機械医療通訳があり、開設者・管理者が日本医師会A1会員である医療機関の医師・職員が利用できる。電話医療通訳は17言語に8:30~24:00まで毎日対応しており、A1会員1人当たり年間20回まで無料で利用が可能。機械医療通訳は、17言語に24時間365日対応し、利用回数に制限はない。 電話医療通訳の利用状況を分野別に見ると、言語は中国語と英語で全体の約2分の1を占め、ベトナム語、ネパール語、タイ語──が続き、全体では12言語の利用があった。診療科別では、一般内科が約4分の1を占めるが、その他に25科で利...