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後期研修ではなく「お笑い養成所」へ、医師芸人の下積み時代 - 医師、芸人のしゅんしゅんクリニックP に聞く◆Vol.1

インタビュー 2020年12月19日 (土)  聞き手・まとめ:高橋直純、岩崎雅子(m3.com編集部)

医師でお笑い芸人のしゅんしゅんクリニックP氏がこのほど、初の著書『しゅんPの病院あるある』(マキノ出版)を上梓した。初期研修後は専門研修ではなく吉本総合芸能学院(NSC)に進み、長く芸人として下積み生活を送った。SNSをきっかけに人気芸人となり、近年は「病院あるある」ネタだけでなく、まじめな医療知識の発信にも取り組む。著書を出すまでの道のりを聞いた(2020年11月10日にインタビュー。全2回の連載)。 ――ご経歴を紹介いただけますでしょうか。 医師になったのは精神科医の父の影響で、小さい頃から病院に行ったりしていたので、何となく父の背中を見て、医学部へ行くものだと思っていました。2002年に地元にある群馬大に入学しました。最初は父の影響と、人の話や悩みを聞くのが好きだったので精神科を考えていました。 学生時代は、群大の中では先輩方がちょっとチャラそうな(笑)軟式テニス部でした。入ってみたらめちゃくちゃ真面目な感じで、先生からも「授業行かずにコートにいろ」と言われていました。4年生までの思い出のほとんどが部活です。最初はそれでも良かったのですけど、段々ちょっとやり過ぎだろと思うようにな...