菅首相「医療機関、高齢者施設への最大限の支援」

菅義偉首相は12月4日、就任以来2カ月ぶりに記者会見を開き、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染状況について、「既に先週から重症者向け病床が逼迫しており、強い危機感を持っている」との認識を示し、「医療機関、高齢者施設への最大限の支援をする」と説明した。新型インフル特措法の改正をするかという質問に対しては「分科会で議論いただき、政府として迅速に対応したい」と答えた。 菅首相＝代表撮影 コロナ対策として最初に指摘したのは「分科会が感染リスクの高い場面として指摘するのが飲食」。「飲食店の時間短縮が極めて大事」とし、各地で行われている営業時間の短縮要請について「国としてもしっかり支援していく」と説明した。一方で、GoToイート、トラベルの各事業については、これまでの対応を説明するにとどめ、新たな対策は示さなかった。 医療提供対策については「空きベッドに対する収入補償をはじめ医療機関、高齢者施設へのコロナ対策への最大限の支援をする。これまでの経験を踏まえて、保健所、軽症者ホテル、病床の態勢をさらに整えていく。保健所に派遣する専門員1200人を確保した」と説明した。具体的には来週にも...