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横浜市大に作った世界唯一の「ストリート・メディカル」の拠点-横浜市大、東京医歯大教授の武部貴則氏に聞く◆Vol.2

インタビュー 2020年12月29日 (火)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

【横浜市大、東京医歯大教授の武部貴則氏に聞く】 Vol.1◆初期研修に行かずに基礎研究の助手に、24歳で「ミニ肝臓」を作成 Vol.2◆横浜市大に作った世界唯一の「ストリート・メディカル」の拠点 Vol.3◆臨床実習で教授に直談判、「医師」にとらわれる必要はない ――横浜市大のコミュニケーション・デザイン・センター(YCU-CDC)の活動について詳しく教えてください。 コミュニケーション・デザインという方法を使って、再定義した医療を実際に社会に還元するための取り組みや研究を実施しています。企業や自治体とのプロジェクトベースの活動が多いですが、必ずしもそれだけでなく、例えば、最近だと国の予算をいただいて、新型コロナウイルス感染症による分断やヘイトの潮流を解決するような気付き、考え方を調査するといった研究活動もあります。活動資金は年間数千万円ぐらいで、大学からの支援と外部資金で賄っています。 YCU-CDCの取り組みに必要な4つの視点を次のように説明しています。 次に示す「4iフレーム」と呼ばれる4段階の実証プロセスを通じて、YCU―CDCの考えるソリューションが当たり前のように社会に展開...