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地域医療構想の再検証スケジュール、コロナ状況見て再検討

レポート 2020年12月10日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の「地域医療構想に関するワーキンググループ」(座長:尾形裕也・九州大学名誉教授)の第30回会議が12月9日に開催された。争点となっていた「再検証対象医療機関における具体的対応方針の再検証」で具体的な期限を設けるかについては、「この冬の(新型コロナの)感染状況を見ながら、改めて具体的な工程の設定について検討することが適当」として来年に先送りする方針を事務局は提示、大筋で了承された(資料は、厚労省のホームページ)。 いわゆる「440リスト」の公立・公的医療機関等の具体的対応方針再検証について、厚労省は8月31日付で、再編統合を伴う場合の期限も含めて「改めて整理する」との医政局長通知を都道府県知事に発出した。2019年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2019」(骨太の方針)では、当初の期限は再編統合を伴わない場合が2019年度中、伴う場合は2020年秋頃だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響のためにまず2020年3月4日付通知で再編統合を伴わない場合の期限が延期されていた。 これまでのワーキンググループでは新型コロナ流行下であっても「地域医療...