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コロナ禍で赤字「自分の経営方針が悪いわけじゃない」 - 猪口正孝・医療法人社団直和会理事長に聞く◆Vol.1

スペシャル企画 2020年12月14日 (月)  聞き手・まとめ:高橋直純、小川洋輔(m3.com編集部)

年末年始企画「withコロナ時代の医療~19人の専門家が斬る~」で今回ご登場いただくのは、都内で複数の病院を経営する猪口正孝氏。猪口氏が理事長を務める平成立石病院などは初期から新型コロナウイルス感染症対応に当たっていた。東京都医師会副会長として都の医療提供体制整備にも関わる猪口氏にwithコロナの時代の民間病院の役割などを聞いた(2020年11月17日にインタビュー。全2回の連載)。 ――新型コロナウイルス感染症との最初の関わりはどのようなものでしたでしょうか。 最初は、中国からのチャーター便が戻ってきた頃です。帰国者が一時滞在することになった千葉県のホテルに、DAMT、AMAT(全日本病院医療支援班)チームを派遣してほしいというお願いが厚生労働省から来ました。最初は自分の病院のメンバーに「行ってくれ」とお願いをしました。チャーター便の第1便到着は1月29日なので、僕のグループはかなり早い時期から関わっていることになります。 その後、ダイヤモンド・プリンセス号の問題が出てきて、同じようにDMAT、AMATに登録しているメンバーに行ってもらっています。こういった動きは組織化された話ではな...