1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 冬季賞与、勤務医24.4%「減少」、夏季より悪化

冬季賞与、勤務医24.4%「減少」、夏季より悪化

レポート 2020年12月12日 (土)  小川洋輔(m3.com編集部)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大や受診減少が、医療機関の経営に打撃を与える中、m3.com編集部が医師会員に冬季賞与について尋ねたところ、勤務医の24.4%が前年より賞与が減少したと回答した。減少との回答は、夏季賞与の前年比よりも6.6ポイント増えており、医師の待遇への影響が拡大している状況が浮き彫りとなった。 開業医は17.9%が職員に支給する冬季賞与を前年より減らすと回答。夏季より3.2ポイント増加したが、勤務医が受け取る賞与の状況と比べて、前年比同水準を維持している割合が大きかった。経営に打撃を受けている診療所でも、「自分の給与を削って職員への賞与を捻出する」などの声が上がった。 【勤務医(n=838人)】 Q 2020年冬季・夏季賞与は前年と比べて、それぞれどのように変化しましたか。 減少との回答は、夏季17.8%、冬季24.4%で、冬季の方が多かった。その分、「同水準」「増加」は減少しており、夏よりも冬の方が待遇が悪化していることが分かった。 Q コロナ禍での医療従事者の待遇、夏と冬の状況の変化などについて、意見を寄せてください。 患者数も対前年比85〜90...