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聖マリ大、2015~2018年度の第1次出願者にも受験料返還へ

レポート 2020年12月14日 (月)  星野桃代(m3.com編集部)

聖マリアンナ医科大学は、2015年度から2018年度までの一般入試の全出願者(入学者・入学辞退者を除く)計約1万2000人に、受験料相当額を返還するとホームページ上で12月10日、発表した。同大は2020年1月に第三者委員会の調査報告書を受け、同年度の第2次試験出願者 への返還措置を講じていたが、今回、返還対象者を第1次試験出願者にも拡大した。この理由について同大は、文部科学省より2020年10月1日付で「不適切な入試があったと見なさざるを得ない」との見解が示されたことを受け、「長期にわたり受験者、関係者の方に混乱をもたらしたことを内省」した結果だとしている(同大のホームページはこちら)。 返還対象は、2015年度から2018年度の一般入試に出願した人のうち、入学者と入学辞退者以外。第2次試験の補欠合格者は返還対象に含まれない。出願したものの試験を受けなかった場合は、返還を受けられる。 1年度当たりの返還金額は、入学検定料6万円に加え、出願に要した受験票送料、送金手数料および出願書類郵送料を合わせた計6万2276円。当面は申請期限を設けない。出願者の住所が記載された書類は既に処分してお...