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医師55人擁し、逆風のコロナ禍で在宅医療展開 - 佐々木淳・悠翔会理事長に聞く◆Vol.1

スペシャル企画 2021年1月4日 (月)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

東京都を中心に、首都圏で在宅医療専門クリニックを展開する、医療法人社団悠翔会。在宅医療の対象は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が重症化しやすく、致死率も高い高齢者が中心。“逆風”とも言えるコロナ禍の中で、2020年は新規に3つの診療所を開設し、15カ所に増加、総患者数は2019年の4488人から2020年には5218人に増えた。職員は医師だけで55人に上る。 理事長の佐々木淳氏は、「在宅医療は、新型コロナ対応の最前線」と語り、「生命を守る」「生活を守る」「尊厳を守る」「地域医療を守る」の4つの使命を掲げ、在宅療養支援を継続してきた。 佐々木氏に2020年の取り組みを振り返っていただくとともに、2021年の事業展開をお聞きした(2020年12月2日にインタビュー。全3回の連載)。 ――この1年、在宅医療を手がける中で、一番大変だったのはいつ頃でしょうか。 今が一番大変じゃないでしょうか(取材日は2020年12月2日)。 2020年12月9日、都内で開催した「医療法人社団悠翔会業績報告会×在宅医療カレッジ2020年末特別企画シンポジウム」で、業績を報告する佐々木淳理事長。筑波...