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コロナ禍で変わる患者、外来・在宅医療は変貌 - 佐々木淳・悠翔会理事長に聞く◆Vol.3

スペシャル企画 2021年1月9日 (土)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【佐々木淳・悠翔会理事長に聞く】 Vol.1 医師55人擁し、逆風のコロナ禍で在宅医療展開 Vol.2 クリニックは15カ所、総患者数は5000人超に Vol.3 コロナ禍で変わる患者、外来・在宅医療は変貌 ――新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、「できる限り家で」と希望する患者さんが増えているとのことです。 患者さんが入院を希望するのは、治療のためだけではなく、家で療養していて何かあったら困るという「安心のため」でもあります。しかし、新型コロナの影響で、入院すると家族とは会えなくなってしまった。「病院だからできること、在宅ではできないこと」が患者さんの関心事だったのですが、今は「病院だとできないこと、在宅だからこそできること」へと変化してきているのを確実に感じています。 「病院じゃなきゃ私、無理です」という人はほぼ皆無ですね。「もう1週間ぐらいしかもたない」という人もどんどん帰ってきます。これまで悠翔会で診ていた患者さんに限らず、病院やケアマネジャーさんなどからの紹介が増えています。 毎年、年末に行う業績報告会で説明する悠翔会理事長の佐々木淳氏 ――そうした傾向は、...