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都の医療提供体制、初の最高警戒レベルに

レポート 2020年12月17日 (木)  星野桃代(m3.com編集部)

東京都は12月17日に新型コロナウイルス感染症モニタリング会議を開き、医療提供体制の警戒レベルを4段階中で最も高い「体制が逼迫していると思われる」(赤色)に引き上げた。感染状況については11月19日から4段階中で最上位 の「感染が拡大していると思われる」(赤色)を維持しており、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染状況と医療提供体制ともに最高警戒レベルとなった。12月17日、東京都の新規陽性者は800人を超えた。 東京都医師会副会長の猪口正孝氏は「COVID-19患者のための医療と通常医療との両立が困難な状況になった。医療提供体制側の余力は全部使った。あとは転用していくしかない。とにかく患者を減らすしかない」と強い危機感を訴えた。この感染状況が続けば、12月31日に重症者は104人に上ると推計されるという(資料は都のホームページ)。 12月17日東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料より ※クリックで拡大 12月8日から12月14日までの1週間の感染状況については、国立国際医療研究センター国際感染症センター長の大曲貴夫氏が報告。新規陽性者の7日間平均は、前週の4...