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「年末年始コロナ特別警報」、小池都知事が発出

レポート 2020年12月17日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

小池百合子都知事は、都内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規陽性者数が過去最多の822人に上った12月17日夜、臨時に記者会見を開き、感染拡大が続き、医療提供体制が逼迫する懸念がある中、これまで以上に危機感を持つ必要があるとし、「年末年始コロナ特別警報」を発出、都民に感染拡大防止に向けた取り組みを呼びかけた。 小池知事は、「『赤と赤が灯った』ことは、特別警戒すべき状況にある。それを伝えるのが目的」と発出の意味を説明。「ウイルスは、カレンダーを持っていない。年末であれ、年始であれ、クリスマスであれ、いつでもウイルスは襲ってくる」と述べ、帰省や忘年会など、人々が普段と違う動きとなり、感染リスクが高まる年末年始を控え、感染拡大への警鐘を鳴らした。 「赤と赤が灯った」とは、17日午後に開催した新型コロナウイルス感染症モニタリング会議で、医療提供体制の警戒レベルを4段階中、最も高い「赤」に引き上げたこと指す(『都の医療提供体制、初の最高警戒レベルに』を参照)。感染状況は11月19日から4段階中で最上位の「感染が拡大していると思われる」(赤色)が継続中だ。 「過去最多の822人」の...