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ポリファーマシー対策で「始め方」と「進め方」作成へ

レポート 2020年12月17日 (木)  大西裕康(m3.com編集部)

厚生労働省は12月17日の「高齢者医薬品適正使用検討会」(座長:印南一路・慶応義塾大学総合政策学部教授)で、「病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方(案)」を公表した。ポリファーマシー対策を始める病院向けの「始め方」と、ポリファーマシー対策をある程度は進めている病院向けの「進め方」で構成する手順書として作成中。処方の見直しについては、患者が暮らす地域での医療・介護関係者との連携が欠かせないため、関係施設との連携についても記している。同日に出た意見を反映し、次回会合でも引き続き意見交換する(資料は、厚労省ホームページ)。 2018年5月に公表した「高齢者の医薬品適正使用の指針 総論編」と2019年6月公表の「同各論(療養環境別)」を基に、ポリファーマシー対策を「始める」「進める」ための方法を解説。現場の実践につながる内容として分かりやすくまとめ、ポリファーマシー対策を推進するのが狙いだ。 同案では、「ポリファーマシー対策の始め方」について、▽ポリファーマシー対策を始める前に、▽身近なところから始める方法、▽ポリファーマシー対策を始める際の課題と対応策――で構成。「ポリフ...