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都医「コロナ・インフルエンザWeb」、12月23日から稼働

レポート 2020年12月20日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

東京都医師会は12月23日から、「コロナ・インフルエンザWeb」を開始する。患者の居住地あるいは医療機関の所在地の区市町村別に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と季節性インフルエンザの患者数などを日次で把握できる仕組みだ。都医師会の会員か否かを問わず、都内の全医療機関が利用できる。他の道府県でも、システム構築を行えば利用可能だ。 都医師会理事の目々澤肇氏は、「都内の全ての医療機関には12月24日以降に、医療機関のID、パスワードの入った郵便物をお届けする。開けずに捨てるようなことはせず、ぜひ開封し、一軒でも多くの医療機関でご利用いただきたい。自院周囲の感染状況をきちんと把握して、院内感染予防に役立ててほしいと考えている」と語り、幅広い利用を呼びかける。 「コロナ・インフルエンザWeb」は、インフルエンザの流行動向把握のため、中野区、世田谷区、杉並区、新宿区の城西4区の医師会で、2015年から稼働させているシステムを、新型コロナウイルス感染症にも拡大。地域も、都内全域に広げたものだ。新たに300万円の費用をかけて開発、毎月の保守には30万円かかるという。医療機関の利用は無料。...