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オンライン診療恒久化、取りまとめを2021年6月に延期

レポート 2020年12月22日 (火)  岩崎雅子(m3.com編集部)

厚生労働省は12月21日、第13回オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会(座長:山本隆一・医療情報システム開発センター理事長)を開き、2021年6月にオンライン診療の恒久化に向けた取りまとめを行い、同年秋に指針改定を目指すスケジュール案を了承した。当初は2020年内に方向性を取りまとめる方針だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大などを受け、日程が後ろ倒しとなった(資料は、厚労省ホームページ)。 時限的・特例的措置を当面継続 これまでの検討会では、COVID-19対応のための時限的・特例的措置が当面継続する中で、恒久化に向けた結論を早期に出すべきではないとの意見が上がっていた。これを受け厚労省は、「専門的な観点も含め、丁寧に検討することが必要」とし、2020年内に一定の方向性を示す方針を転換。2021年6月に恒久化に向けた取りまとめを行い、関係学会等の検討も踏まえて、同年秋に指針改定を目指すスケジュール案を提示し、構成員から了承を得た。今後、必要なデータ等を再度集めた上で、初診の範囲など、未了承部分について検討を重ねる。 2020年12月2...