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2020年医療界のキーパーソン、1位は尾身分科会長◆Vol.2

医師調査 2020年12月27日 (日)  小川洋輔(m3.com編集部)

 医師3025人から回答を得た年末アンケート。2020年の「医療界のキーパーソン」を最大5人まで挙げてもらったところ、地域医療機能推進機構(JCHO)理事長で、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会会長などを務める尾身茂氏が最多となる1733票を集めた。キーパーソンの1位は2008~2011年が現職の厚生労働相か日本医師会会長、2012年以降はノーベル医学・生理学賞受賞者(2012年=山中伸弥京大教授、2018年=本庶佑京大特別教授)と長期政権を築いた安倍晋三前首相が占めていたが、2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、専門家組織のトップが政治家らを大きく引き離して1位となった。 (※クリックで拡大)  感染症専門家の関連では、ネット上で積極的な情報発信を続けた国立国際医療研究センター病院(NCGM)国際感染症センター国際感染症対策室医長の忽那賢志氏が5位、「8割おじさん」として一般国民にも知名度の高い京大教授の西浦博氏が6位、WHO(世界保健機関)事務局長のテドロス氏が8位、神戸大教授の岩田健太郎氏が9位に入り、上位の顔ぶれが例年から大きく変わった...