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都医会長「真剣勝負の3週間」飲食関係の感染に危惧

レポート 2020年12月23日 (水)  岩崎雅子(m3.com編集部)

東京都医師会の尾崎治夫会長は12月22日の緊急記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者急増を受け、「勝負の3週間は過ぎたが、本当に真剣に勝負したい3週間ということで、年末年始にかけて真剣勝負の3週間と呼びたい」と述べ、「本当に年末年始がラストチャンス。瀬戸際だ。感染者を皆の手で減らしてほしい」と訴えた。 緊急記者会見で話す東京都医師会の尾崎治夫会長 尾崎氏は「行動が活発な20代から50代が飲食を通じて感染を起こし、家庭内、施設内に広がっている」との見解を示し、「この流れを食い止めたい。飲食関係での感染を止めなければいけない。少人数、静かな会食を除いて、仕事が終わったらまっすぐ家に帰ってほしい。大人数の宴会を控えてほしい」と求めた。 東京都の感染状況については、「23区内、多摩の方までまんべんなく感染が広がっており、クラスターはもうほとんど追えない」と市中に入り込んでいる状況を説明。救急患者が増える冬場に向けて、救急患者の受け入れが通常通りに行えない可能性があると危惧を示した。 その上で、都民には「感染を減らす努力」を、国には「有効な政策と声明で国民、都民に訴...