1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 北原大翔、米国で新型コロナワクチン打ってみた

北原大翔、米国で新型コロナワクチン打ってみた

オピニオン 2020年12月24日 (木)  北原大翔(メドスター ワシントン ホスピタル センター 心臓外科医)

先週僕の勤めているワシントンD.C.の病院でも、ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンの接種が開始されました。病院で勤務する職員全員にワクチン接種の希望があるか、ないかの確認のメールが12月9日に来ました。 その後希望した人の中で感染リスクの高い医療者(救急外来や内科病棟、ICUのスタッフなど)から優先してワクチン接種の日程調整の連絡が届きました。心臓外科医もICUで新型コロナウイルス感染症患者に対してECMO挿入の処置を行うなどの理由で優先度の高い第1グループに入っていたので、僕も接種を希望することにしました。費用は病院負担です。 ところが、他の心臓外科医やICUのスタッフがどんどんワクチンを接種している中、僕のところには一切連絡が来ず「あれ、おかしい、無視されているのか?」と不安になった僕はICUの同僚ドクターに聞いてみたところ、「ヒロは優先順位低く見られているんじゃないのwww」と冗談でも言っちゃいけないようなことを言われました。結局、Spamメールに入っていたのを見逃していただけというお寒い結果でしたが。 さて12月19日、接種を受けました。米食品医薬品局(FDA)がワクチ...