「医療者の高い使命感と献身的な働きに心からエール」中川日医会長

日本医師会会長の中川俊男氏は、2020年最後となる12月23日の定例記者会見で、6月末の新執行部発足以来、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に真正面から向き合い、その対策に全力を傾けてきたと振り返り、医療従事者に対して、「その高い使命感と献身的な働きに心からエールを送る」と称え、「医療従事者の皆さんを全力で守る。日医としてできることは全て全身全霊で取り組む」と表明した。併せて政府の会議体に参加する専門家は、「政府の最後の、最終的な拠り所」であるとし、全国から寄せられる医療現場の危機感を共有し、スピーディーで具体性のある政策を共に求めていく方針を示した。 さらに、COVID-19との闘いはいまだ先が見えないとし、「国民の生命と健康を守るため、それぞれの立場から、そしてチームとして、心を一つにしてこれに勝ち抜きましょう」と医療従事者、さらには国民に対して呼びかけた。 会見する日医会長の中川俊男氏 中川会長は6月末の日医会長選挙で、現職の横倉義武氏を破って当選、COVID-19対応を中心に、舵取りを進めてきた（『中川日医会長、抱負語る「圧力に負けない、堂々と物を言う日医に」』、『 ...