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医師30.4%「1万円以上」、紹介状なしで病院受診時の定額負担◆Vol.1

レポート 2020年12月25日 (金)  大西裕康(m3.com編集部)

政府の全世代型社会保障検討会議が12月14日に最終報告をまとめ、紹介状なしで患者が特定機能病院や一般病床400床以上の地域医療支援病院を受診した場合、初診時5000円以上、再診時2500円以上(医科の場合)の定額を徴収する制度の対象となる病院の拡大と、徴収額を基本的には引き上げる仕組みの導入を決めた。m3.com意識調査で同制度について聞いたところm3.com医師会員の71.5%が賛成と回答。地域医療における機能分化を推進する目的で一定額を徴収する際の金額については、同30.4%が「1万円以上」と答えた。定額負担を引き上げる分などを保険給付から控除するとの方向性については、同36.7%が賛意を示した(全世代型社会保障検討会議の最終報告については『医療費2割負担、対象は「上位30%」で決着、全世代型社会保障』)。 Q1、地域の医療提供体制における外来機能の分化を進める目的で、紹介状なしの患者が「紹介患者への外来を基本とする医療機関」の役割を担う200床以上の病院を受診した場合に一定額を徴収する制度に賛成ですか。 開業医と勤務医ではやや割合が異なるものの、概ね7割が「賛成」。1割程度が「反...