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医療機関の機能分化、「制度的な強制力を」「地域の実情も考慮を」◆Vol.2

レポート 2020年12月27日 (日)  大西裕康(m3.com編集部)

調査結果はこちら⇒ Vol.1◆医師30.4%「1万円以上」、紹介状なしで病院受診時の定額負担 Q4、地域の医療提供体制において外来機能の分化を進めるため、どのような方策が必要か、ご自由にご意見をお書きください ◆定額負担は効果的 紹介状なしの負担が、最も効果的と思います。現在の現場は、医師数が少ないため、毎日、新患外来が膨れ上がり、とっても大変です。大手の新聞の地域ページや地元密着の時報ニュースなどに、「病院からのお願い」を載せるのですが、全く、効き目はありません。【勤務医】 病院部長の時は苦手な疾患の治療にも当たらなければならなかったが、開業医になったら、疾患に応じて紹介先を選べるようになり、ストレスがなくなった。患者にも有益である。これは診療科の実状を把握しているからこそできることで、紹介状持参は診療をスムーズに行うために必要である。この現状を見ると、紹介状なしの受診に加重初診料を徴収するのはやむを得ない。【開業医】 一定額を徴収する制度に賛成します。勤務医は、紹介患者の診察、診断と入院患者の治療に専念させてやるべきです。【開業医】 大きな病院が混むので、紹介状なしでは別料金が発...