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医療用手袋「5~7倍に価格高騰」、空飛ぶ捜索医療団医師

レポート 2020年12月25日 (金)  小川洋輔(m3.com編集部)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として医療機関や福祉施設にマスクなどの物資支援を続けている「ARROWS(Airborne Rescue and Relief Operations With Search=空飛ぶ捜索医療団)」は12月14日から16日にかけて、第3波による医療機関などへの影響についてアンケートを実施した。必要な物資として、最も多く挙がったのは「医療用手袋」で、以下「消毒用アルコール」「N95マスク」と続いた。支援物資の調達に携わるARROWS医師の坂田大三氏は「手袋の値段は5~7倍に高騰している。春先のマスクと同じような状況だ」と話している。 調査はARROWSが支援してきた医療機関1269施設を対象に、Webで実施し、189施設から回答を得た。ARROWSは政府などの支援が届きにくい小規模施設を中心に支援を行っているため、内訳は100床以下の病院が1施設、有床診療所が8施設、無床診療所が180施設。所在地は東京都が152施設を占めた。 ARROWSが公表した調査結果 ARROWSが公表した調査結果 今後2カ月程度の間に必要となる支援は、物資支援が139...