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1都3県の知事「緊急事態宣言」発出の検討を要望

レポート 2021年1月2日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受け、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県の知事は1月2日、西村康稔経済再生担当相と面会し、緊急事態宣言の発出を速やかに検討するよう要望した。小池百合子都知事は、約3時間にわたる面会後、「1都3県における感染者数、医療提供体制の現況を踏まえると、ここで直ちに徹底した人流抑制を図る必要があると判断して要請をするものだ」と要望の趣旨を説明した。 要望を受けた西村担当相は、首都圏の現下の感染状況について、「緊急事態宣言の発出が視野に入る厳しい状況という認識を、国と1都3県の知事と共有した」と説明した上で、緊急事態宣言の発出については、「国として受け止めて検討していく」と答えた。「専門家の意見を聞かなければいけない」と述べ、できるだけ早いタイミングで新型コロナウイルス感染症対策分科会を開催する方針。 さらに西村担当相は、国から1都3県に対し、直ちに行うべき措置として「飲食店の営業は午後8時まで、酒類の提供は午後7時までとする」など、4項目を要望したと説明。小池知事は、「議会等の手続きもあるので、国からの要望をしっかり受け止めながら、効果のあ...