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医師34.9%「ポリファーマシー対策は手探り」◆Vol.1

レポート 2021年1月5日 (火)  大西裕康(m3.com編集部)

厚生労働省が、医療現場で実践的なポリファーマシー対策を浸透させるため、手順書として「病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方(案)」の作成を進めている。そこでm3.com意識調査でポリファーマシー対策について聞いたところ、医師の約3割は既にポリファーマシー対策を実践していると回答。一方、取り組む意欲はあるものの具体的な手順などが分からず手探り状態の医師が3割強を占めるなど、厚労省の問題意識を裏づけるような状況も分かった。厚労省が既に公開している「高齢者の医薬品適正使用の指針 総論編」や「同各論(療養環境別)」については、医師の1割程度が「役立てている」と答えた。 Q1、お勤めの医療機関もしくはご自身が経営する医療機関でポリファーマシー対策を実践していますか。 ポリファーマシー対策を実践している医師は、開業医31.7%、勤務医29.4%。「いいえ(取り組みたいと思っているが具体的な手順などが分からず手探り状態)」と回答した医師を含め、全体の6割強はポリファーマシー対策に前向きだ。一方、「いいえ(取り組みたいとは思っていない)」は、勤務医(8.8%)を開業医(15.3%)が...