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中川日医会長「緊急事態宣言、大きな意義」と評価

レポート 2021年1月6日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の中川俊男氏は1月6日、2021年最初の会見で、政府が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で、緊急事態宣言の発出を予定していることに対し、「医療提供体制の逼迫に瀕している医療にとって非常に大きな意義があると思う。高く評価する」との見解を示した。中川会長は新年に入り、菅義偉首相に対し、電話で「新型コロナ病床のさらなる確保は必要だが、すぐに実施しなければいけないことは新規感染者数の増加を抑えることだ」と訴えたという。 緊急事態宣言の発出にあたっては国民への啓発に重点を置くことが必要だとし、中川会長は、「緊急事態宣言下では、全国会議員の夜の会食を人数にかかわらず、全面自粛してはどうか」と国会議員が範を示すためにも、まず隗より始めることを提言した。「会食イコール悪と言っているのではない。会食に対して、政府から国民に要請、お願いして、飲食店は営業時間の短縮も実施している。国会議員が率先してやることで、『そこまで大変なんだ』と共感を得られるのではないか、という提案だ」。 会見する中川俊男会長 政府は緊急事態宣言の対象地域を1都3県と予定しているが、中川会長は「1都3県に限...