枝野氏「菅首相、リーダーの自覚欠く」

1月7日、緊急事態宣言発出に先立って衆参両院の議院運営委員会で質疑が行われ、衆院の議運で立憲民主党代表の枝野幸男氏が「今回は菅義偉首相の出席がない。多くの国のリーダーは先頭に立って国民に直接呼びかけている。リーダーとしての自覚が欠けている」と述べるなど、野党各党から厳しい指摘が相次いだ（『2度目の緊急事態宣言、1都3県に1カ月間発出へ』も参照）。 枝野氏は、西村康稔経済再生担当相が「勝負の3週間」と発言した2020年11月25日以降も「GoToトラベル」キャンペーンを止めず、有効な対策を打たなかったために新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の拡大を招いたと批判。また、前回の緊急事態宣言ではまず2020年4月7日に7都府県に発出、その後に全国に拡大したことを指摘し、「10日も経たずに全国に拡大することになった。今回も1都3県では不十分だ。医療崩壊と言わざるを得ない状況が伝えられている大阪が外れているのはなぜか」と質した。 西村担当相は政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会や基本的対処方針等諮問委員会で大阪府を加えることを求められていないことや、「大阪はやや落ち着いてきている」と...