吉村知事「先手として緊急事態宣言を要請すべき」

大阪府の吉村洋文知事は1月7日の記者会見で、「大阪府への緊急事態宣言発令を国に要請すべき」と述べた。最終的には、1月8日に開く予定の府の「新型コロナウイルス対策本部会議」で、専門家の意見を聞いた上で決めるが、知事自身は「感染拡大の明らかな兆しが見えており、感染爆発が起こる前に先手として宣言を要請するのがリスク管理としては適切だと思う」との考え。京阪神の2府1県合同で要請するかについては、「2人の知事に考えは伝えた」と明かした上で、「京阪神3者が揃ってということになっているが、大阪単独か、3者かは分からない。早ければ土曜日には申請することになると思う」と述べ、京阪神が一緒の申請になるかどうかは、それぞれの状況次第との認識を示した。 吉村知事は、「感染が増えてきているのはクリスマスのシーズンの影響で若い人が増えており、『一過性ではないか』という意見もあるが、リスク管理上、放っておくのは問題があるだろうと思う」との認識。「誰も予測できないが、これまで府民のみなさんにご協力いただいてきた措置でも一気に過去最多の（1日当たりの新規感染者が）560人に達し、今日もその過去最多を更新する見込みだ。全...