「対策はステージ2まで継続」基本的対処方針に明記

政府は1月7日夕の新型コロナウイルス感染症対策本部で、緊急事態宣言下での措置などを定める基本的対処方針を改定した。分科会が示すステージⅢ相当の水準まで感染状況や医療提供体制が改善することを宣言解除の目安としたほか、「緊急事態宣言の解除後も対策の緩和については段階的に行い、必要な対策はステージⅡ相当以下に下がるまで継続」と追記した。西村康稔経済再生担当相は対策本部後の記者会見で「人の流れを制限することによってリスクを下げるということだ。（飲食店の）午後8時までの時間短縮だけではない」と強調した（資料は首相官邸のホームページ）。 緊急事態宣言の内容を説明する西村経済再生担当相 基本的対処方針の改定は、第1波の緊急事態宣言を解除した2020年5月25日以来。分科会が2020年8月に示した感染状況を評価するⅠ～Ⅳのステージの考え方が盛り込まれたほか、感染リスクが高まる「5つの場面」、ウイルスの変異、ワクチンの接種などが書き加えられた。 「必要な対策はステージⅡ相当以下に下がるまで継続」という文言は、1月7日午前の諮問委員会で示した政府案では、「解除の考え方」に含まれていなかったが、諮問委員会で...