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大晦日・元日もクラスター発生の病院を支援、PWJ坂田医師

インタビュー 2021年1月8日 (金)  聞き手・まとめ:小川洋輔(m3.com編集部)

年末年始にかけて広島県内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のクラスターが発生した病院の感染対策支援に入っていたNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)」医師の坂田大三氏が1月4日、m3.comのオンライン取材に応じ、約2週間にわたる活動を振り返った。 クラスター対応の支援に入った坂田医師(PWJ提供) ――この冬、これまで感染が比較的抑えられていた広島県など中国地方でも感染者数が急増しました。 PWJは災害などがない平時には広島県神石高原町を拠点に地域医療を担っています。広島県では12月中旬、クラスターの発生が相次ぎ、人口当たりの新規感染者数が全国でも4番目に高い状態になりました。 そうした中、患者や職員の陽性が多数判明していた県内の病院から支援の要請があったため、2020年12月19日から2021年1月1日までの14日間、医師・看護師・調整員を派遣しました。最初の2日間は医師の同僚が支援に入り、12月21日から私が入っています。 ――具体的にどういったことを支援したのでしょうか。 まずはゾーニングやPPE着脱の指導です。支援先の病院は200床以上の規模ですが、主に慢...