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東京解除「1日500人を割り込むのは目安の一つ」、田村厚労相

レポート 2021年1月8日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

田村憲久厚労相は1月8日の閣議後の記者会見で、同日から1都3県を対象に発出された新型コロナウイルス感染症対策の緊急事態宣言の解除条件について、東京都では1日の新規感染者数が500人を割り込むというのが一つの目安になるものの、新規感染者数が継続して逓減する傾向にあるかなど、さまざまな指標を総合的に判断していく必要性を説明した。 緊急事態宣言を発出した1月7日の会見で、西村康稔経済再生担当相は緊急事態宣言解除の条件として、東京都の場合、1日当たりの感染者数が1週間平均で「500人を切るかどうか」と例示した(『「対策はステージ2まで継続」基本的対処方針に明記』を参照)。7日に改定した基本的対処方針では、ステージⅢ相当の水準まで感染状況や医療提供体制が改善することを宣言解除の目安としたほか、「緊急事態宣言の解除後も対策の緩和については段階的に行い、必要な対策はステージⅡ相当以下に下がるまで継続」と記載。 このステージとは、新型コロナウイルス感染症対策分科会が2020年8月7日に決定したもの。6つの指標から成るが、うち一つが「新規報告数」で、ステージIIIの指標は「15人/10万人/週以上」、ス...