大阪、京都、兵庫、「緊急事態宣言の発出要請」を決定

大阪、京都、兵庫の3府県は1月8日、3府県が連携して政府に緊急事態宣言の発出を要請することを各府県の対策本部会議で決定した。1月9日にも西村康稔経済再生担当相とオンライン会議を開き、要請・協議する予定だ。 関西広域連合は1月5日に開催した新型コロナウイルス対策本部会議で、「関西圏域の感染状況は、全体として高止まりしていることから、ただちに緊急事態宣言の発出を要請する状況にはないと考えられるものの、今後、特に大阪、兵庫、京都において感染が急増する場合などには、この３府県から要請するので、その際には迅速に対応されたい」との緊急提言をまとめていた。対策本部会議に会見した兵庫県の井戸敏三知事によると、急きょ7日の段階になり3府県で連絡を取り合い、8日の各府県の対策本部で諮り、提案していく方針になったという。 政府は1月7日、新型コロナウイルス感染症対策として、緊急事態宣言を1都3県に対して1月8日から2月7日までの間、発出した。3府県でも2021年に入り、新規感染者数が過去最多を更新するなど感染が急拡大していることから発出要請に踏み切った。特に大阪府では1月6日560人、7日607人、8日65...