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高齢者を呼ぶ「灌漑事業」こそ、地方創生 - 権丈善一・慶應大商学部教授◆Vol.6

インタビュー 2021年2月1日 (月)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【権丈善一・慶應大商学部教授に聞く】 Vol.1 途中で「主役」がいなくなった会議 Vol.2 「忍び寄るポピュリズム医療政策」から脱却なるか Vol.3 「かかりつけ医」はコロナ禍でのキーワード Vol.4 高齢者患者負担、進むべき方向はシンプル Vol.5 みんなで支える「子育て支援連帯基金」構想 Vol.6 高齢者を呼ぶ「灌漑事業」こそ、地方創生 Vol.7 そろそろ本格的な社会保障の議論をしよう ――「政府の会議というものは、政治家たちが自己主張するために乱立されがちである。そして、それが会議の影響力は政治家がその地位から離れると、うつろう」「5年以上影響を与え続けている報告書はなかなか珍しいと思う」とも発言されています。2013年8月に社会保障制度改革国民会議が報告書をまとめてから、約7年半が経とうとしています。 「会議の影響力は政治家がその地位を離れると、うつろう」というのは、見ていて本当に思いますね。政治家の権力の源は、結局は人柄なんだと思う。与謝野馨さんの遺志は、今も多くの人が意識している。逆に、政治家がその地位を離れると、みんなが意識的に忘れようとする場合もある。過去...