1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. そろそろ本格的な社会保障の議論をしよう - 権丈善一・慶應大商学部教授◆Vol.7

そろそろ本格的な社会保障の議論をしよう - 権丈善一・慶應大商学部教授◆Vol.7

インタビュー 2021年2月7日 (日)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【権丈善一・慶應大商学部教授に聞く】 Vol.1 途中で「主役」がいなくなった会議 Vol.2 「忍び寄るポピュリズム医療政策」から脱却なるか Vol.3 「かかりつけ医」はコロナ禍でのキーワード Vol.4 高齢者患者負担、進むべき方向はシンプル Vol.5 みんなで支える「子育て支援連帯基金」構想 Vol.6 高齢者を呼ぶ「灌漑事業」こそ、地方創生 Vol.7 そろそろ本格的な社会保障の議論をしよう ――コロナ禍で進めるべき改革として、マイナンバーカードの社会保障での活用を提唱し、「バタフライ効果」と称しています。 ここに書いていることですね(「オンラインへGO!!」総花的な「公的支援給付」が生まれる歴史的背景――コロナ禍に思う「バタフライエフェクト」、2020年6月23日)。 今は災害は忘れる前にやってきています。将来は何が起こるか分からないということを、経済学では「不確実性」と言うわけですが、世の中で確実に言えることは、未来は不確実だということくらいですね。これからも今回のようなパンデミックは起こるでしょうし、他にも自然災害や、金融ショックなどが起こるものと想定していた方が無難...