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濃厚接触の医療スタッフが休めない……北海道派遣で見た窮状 - ジャパンハート・宮田理香看護師に聞く◆Vol.1

インタビュー 2021年1月16日 (土)  聞き手・まとめ:星野桃代、水谷悠(m3.com編集部)

アジア3カ国で国際医療支援を展開するNGO「ジャパンハート」。2020年は途上国のみならず、国内でも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応に従事してきた(『非感染症医が長崎クルーズ船のコロナ対応現場に参加して - ジャパンハート・大江将史氏に聞く』を参照)。 11月上旬からは、大規模クラスターが発生した北海道(札幌・旭川)に看護師とロジスティクス担当(ロジ)を計10人以上派遣。ジャパンハートの正規職員で、看護師として北海道入りしていた看護師の宮田理香氏に道内での活動の様子を伺った(2020年12月17日にインタビュー。全2回)。 ――コロナ禍でのジャパンハートの活動について教えてください。 2020年4月以降、国内の7都道府県に医師・看護師・ロジを派遣してきました。コロナ禍での一連の支援は災害支援の一つと捉えています。今回の北海道支援では、11月13日から札幌に、12月3日から旭川に入っています。 ジャパンハートでは「支援者支援」をモットーにしています。患者はもちろんですが、災害時に患者などのケアを担う人たちを支援するというのが活動の柱です。COVID-19対応では、人手不足...