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差別や中傷が人手不足をさらに加速させている - ジャパンハート・宮田理香看護師に聞く◆Vol.2

インタビュー 2021年1月17日 (日)  聞き手・まとめ:星野桃代、水谷悠(m3.com編集部)

ジャパンハート・宮田理香看護師インタビュー ◆Vol.1 濃厚接触の医療スタッフが休めない……北海道派遣で見た窮状 ◆Vol.2 差別や中傷が人手不足をさらに加速させている ――もともとチームで動いているところに新たに入っていますが、新興感染症の対応ということもあり慣れないことばかりだと思います。どんな苦労がありますか。 現場によって状況が全く異なるので、柔軟性や適応力が問われます。ただ、ジャパンハートでは途上国支援の経験のある看護師が多いので柔軟性や適応力はもともと高く備わっていますし、「郷に入れば郷に従う」をできるのがうちの強みだと思います。必要なものを早く察知して穴埋めしていく際に、途上国での活動経験が役立っています。求められていることに柔軟に対応しているので、感染制御からマンパワーとしての看護業務従事まで、幅広く対応しています。現場の人間関係になじむのも早い方だと思います。 ――北海道での活動時の感染防御装備はどうされていますか。 フルPPEですね。結構汗をかくので脱水になりかけることもしばしば。沖縄支援も経験している看護師が言うには「沖縄もきつかったけど、北海道は北海道で暖房...