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尾身会長、ステージIV相当続けば「さらに強い対応が必要」

レポート 2021年1月13日 (水)  小川洋輔(m3.com編集部)

基本的対処方針等諮問委員会会長の尾身茂・地域医療機能推進機構理事長は1月13日、緊急事態宣言の対象区域を拡大することを決めた政府対策本部後の記者会見で、2月7日の期限までに感染状況が改善しない場合は「今の基本的対処方針だけでは足りないということだから、さらに強い対応が必要になる」と述べ、強化すべき対策の内容について、新型コロナウイルス感染症対策分科会で議論する考えを示した。 尾身会長は今後想定されるシナリオとして、(1)2月7日までにステージⅢ相当に移行、(2)感染者数が増加か横ばい、または減少が極めて緩やか――の2パターンを示し、(1)の場合は「ステージⅡに行くまで対策は継続するが、ある部分は解除も視野に入る」と説明。(2)の場合は、対策の強化が必要だとした上で、「いろんな対策を打つわけだから、その効果をモニターしていく」と述べ、具体的な強化策について分科会で検討する方針を示した。 緊急事態宣言が再び出される事態を招いたことについて、尾身会長は「我々の責任でもあると思うが、(感染リスクが高い)5つの場面など、なかなかメッセージが伝わらず、若い人が意図せずに感染させ、家庭や職場に伝わっ...