1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 都の2週後の入院患者「7000人超え」予測

都の2週後の入院患者「7000人超え」予測

レポート 2021年1月14日 (木)  星野桃代(m3.com編集部)

1月14日の東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議で、1月5日から1月11日までの1週間の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)新規陽性者数は1万2000人を超えたと報告された。国立国際医療研究センター国際感染症センター長の大曲貴夫氏は「これまで経験したことのない速度で新規陽性者が増加している。増加比165%は爆発的な感染拡大を疑わせる水準だ」と危機感を訴えた。医療提供体制について東京都医師会副会長の猪口正孝氏は「通常の救急医療を含めて危機的状況だ。新規陽性者の増加比165%が続けば、2週間後の入院患者数は約7000人になると計算できる」と警鐘を鳴らした(資料は都のホームページ)。 (2021年1月14日東京都モニタリング会議資料による) ※クリックで拡大 新規陽性者の増加に伴い、重症化リスクの高い65歳以上の高齢者の感染も前週の777人から1415人に倍増した。接触歴不明者数の7日間平均は約1096人で、前週の約698人から大きく増加。増加比は約157%で、感染経路の追跡が困難になりつつある。 濃厚接触者の感染経路別割合を見ると家庭内が約10ポイント増加したが、会食も1...