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災害時、1週間は自立可能な体制に―横浜市立市民病院◆Vol.2

インタビュー 2021年1月25日 (月)  聞き手・まとめ:小川洋輔(m3.com編集部)、橋本佳子(m3.com編集長)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第1波の真っ只中の2020年5月1日に新病院へ移転した横浜市立市民病院。石原淳病院長に新病院のコンセプトや運営方針、COVID-19への対応について聞いた。 石原淳(いしはら・じゅん)氏 横浜市立市民病院 病院長 1979年3月、慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学病院小児科、都立清瀬小児病院等を経て1998年から横浜市立市民病院勤務。2013年4月から現職。全国公立病院連盟会長、一般社団法人全国公私病院連盟副会長、慶應義塾大学医学部客員教授(小児科学)を務める ――建物の形状が細長いので、歩き疲れるくらいです。 移転先は4カ所の候補地がありましたが、旧病院を利用されていた患者さんの利便性を損なわないことと、東日本大震災後の計画ですので浸水区域を避け、高台にある現在地が選ばれました。敷地が細長いので、こういう形状になったのですが、日本には他にないくらい特徴的だと思います。高さに制限があるので、地上7階建てですが、周囲に遮る建物がないので、三ツ沢公園はもちろん、富士山やみなとみらいまで見渡せます。 上空から見た新病院(横浜市立市民病院提供) ...