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燃え尽き経験の若手医師、6割が「精神的に消耗」◆Vol.2

医師調査 2021年1月23日 (土)  星野桃代(m3.com編集部)

Q. 「燃え尽き症候群」だった時期をお選びください。【複数選択】 現在の年次と、「燃え尽き症候群」の状態だった時期(卒後年数)をクロス集計したところ、卒後年数があがるとともに割合が増えていき、「卒後3年目」で最多となる傾向が見られた。なお、専門医取得済み医師に限っては「卒後6年目」が最多となった。 Q. 「燃え尽き症候群」だったと思う時、3要素のいずれかに当てはまりましたか。【複数選択】 【燃え尽き症候群とは】 国際的に用いられている指標MBI(Maslach Burnout Inventory)では、「燃え尽き症候群」を3つの要素を基に評価する。 (1)「情緒的消耗感」:仕事を通じて情緒的・精神的な力を出し尽くし、消耗した状態 (2)「脱人格化」:サービスの受け手(患者)に無関心になり、定型的・マニュアル的対応や攻撃的言動をする (3)「個人的達成感の低下」:成果の落ち込みと、それに伴う達成感や効力感の低下 参考文献「Maslach Burnout Inventory: Third edition.」 C Maslach, SE Jackson, MP Leiter 「バーンアウト(...