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「Japan CDC創設」を提言、日本医学会連合

レポート 2021年1月16日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医学会連合会長の門田守人氏は1月16日、オンラインで記者会見を開き、「Japan CDC(仮称)創設に関する委員会(第二次)」がまとめた提言を公表した。「健康危機管理と疾病予防を目指した政策提言のための情報分析と活用並びに人材支援組織」(以下、Japan CDC)の創設を打ち出し、同組織の機能が十分に発揮されるための方策を提言した内容だ(資料は、医学会連合のホームページ)。 門田会長は会見で、「今回の新型コロナウイルス感染症に対して既に1年間闘ってきたが、今に至っても課題は広がるばかりだ」と指摘し、「のど元過ぎれば熱さ忘れる、となりがちだが、何とか今回はしっかりとした方向性を打ち出すべきだと考えている」と抜本的対策の必要性を強調。今後、関係各所に提言を説明していく方針だという。 「Japan CDC(仮称)創設に関する委員会(第二次)」委員長の磯博康氏は、組織の在り方については今後、医学会連合内で協議していくほか、国との調整も必要だとした。政府は2021年度予算で国⽴国際医療研究センターの体制強化や国⽴感染症研究所との連携強化などを打ち出している。「その中に入れるか、そこから独立す...